雪が降ると音が消える
無音の中で自分の鼓動や吐息を感じる
ざっざっざっざっ
長靴が足音を捉えて動く
しんしんしんしん
ただただふる
手で払えば落ちる粉雪に傘はいらない
しんしんしんしん
しんしんしんしん
沈んでは引き上げ沈んでは引き上げ
重い足をゆっくり動かす
はっはっと息を切らす
寒さなんて感じはしない
そこにあるのは
無音と自分だけ
しんしんしんしん
ざっざっざっざっ
はっはっはっはっ
しんしんしんしん
辺り一面真っ白で
どこまで行っても真っ白で
豪雪地で過ごした日々を
思い出して心あたたまる
そんな東京の雪でした。
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